旧いバイクと戯れる
レストア&メンテナンス
1966年式 富士重工 ラビットS211A
[23] 2006/04/15
エンジン組立!リコイルを使ってみる
チェンケースの中身が整ったので、その上からケースカバーを取り付けます。が!ちょっと問題点がありました。チェンケースとケースカバーにまたがって装着されるインマニの押さえを取り付けるためのネジ山が破壊されています(というか破壊してしまいました)
このネジ山をリコイルで修復してから装着することにします。
このひとつのネジ穴のために買っちゃいました。新しいネジとなるコイル、そのコイルを送る道を作る専用のタップ、コイルを送り込む工具、コイルの末端を折り取る工具のセットです。
はい、サイズはM6のP1.0です。
まずは電動ドリルで現在のネジ山の上からタップの下穴を開けます。使うドリルはパッケージにも書いてあるように6.3mmです。実はこの作業が一番肝心、垂直にドリルが降りるように十分注意しながら穴を開けなければなりません。
で、穴が開いたらそこから専用タップでコイル挿入用のネジ山を切っていきます。タッピングペーストを塗ってから、常に垂直になっているか確認しながら作業します。
はい、こんな感じに切れました。
で、コイル挿入用の工具の先端にコイルをセットします。マイナスのビスで止まっているスペーサを動かして、適切な位置でコイルが引っかかるように調節します。説明書によるとこれくらいがいいそうです。
で、ちょっと押し当てながらくるくる回していくとコイルが入っていきます。
はい完了!端面より1〜1.5山くらい深めに入れるのがベストです。
で、最後にコイルの端にあるタングをこの工具(と言ってもただの棒ですが)で折り取ります。タングに当てて、棒の反対側をハンマーでカツッっとやれば簡単に折れます。
以上のような工程でめねじが見事復活!!
さて、チェンケースと合体するための準備を進めましょう。
ケースカバーにはベアリング挿入点が3箇所あります。そのうちひとつは写真のように押さえをしておきます。
先ほどは表側、次は裏側です。プライマリギアCP(一番でっかいギア)の保持用のベアリングです。
ケースカバーを暖めることで、三点のベアリングはどれもハンマーなどを使わずに簡単に挿入することが出来ます。
そしたらチェンケースとケースカバーの間に入るパッキンを用意します。両方の結合面を脱脂してから、液体ガスケットを塗布してこのパッキンをサンドイッチします。
で、上からノック合わせによりケースカバーを押し込みます。入りにくい場合はプラハンでコツコツと叩いてやると徐々に入っていきます。完全に結合出来たら、周囲を大量のビスで留めてやって、一通り回転可動部分の動作を確認して今日の作業は終了!
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