旧いバイクと戯れる

レストア&メンテナンス

1966年式 富士重工 ラビットS211A

[20] 2006/03/14  メッキが上がってきた!

 今回はエンジンの組立に使用する部品の再メッキです。あらかじめ古いメッキ層や錆などをサンドブラストで剥離し、カップブラシ・バフで表面を均します。メッキは下地が命です。バフでピッカピカにすれば仕上がりもピッカピカになります。

 磨いた部品はメッキの種類別に分けておきます。

 メッキ屋さんに出す前にやっておきたいこと、それは部品の脱脂です。バフ研磨の際に使用する研磨剤(白棒、青棒など)は油脂性です。また錆などを剥離したそのままでは錆が発生しやすいために防錆油を塗っていたので、それらを洗い流しておきます。脱脂はメッキ屋でもメッキ層に入れる直前に入念にやってくれますが、油でギタギタの部品を扱うよりかは多少でも脱脂の済んでいる綺麗な部品を扱う方が気分がよいでしょう。今後のおつき合いもあるので相手の気持ちもちゃんと考えます。
 脱脂に使用するのは塗装前に使用するのと同じ、シリコンオフです。
 シリコンオフに入浴中の部品たち・・・

 脱脂が済んだ部品は綺麗な袋に、メッキ種類別に分けて入れておきます。
 無くなったら困る部品は通電性のある針金などでくくっておきます。針金で繋いでおくと、メッキ屋でラックに乗せる作業を削減出来たりもしてGOODです。

 メッキ屋に出して三日後・・・

 メッキが上がってきました!まずはユニクロ!ん〜キレイです!下地が錆の浸食などによりボコボコだったモノはやはりそれなりの仕上がりです。まぁそれは承知してのことです。
 続いてクロム!今回は部品点数が少ないところを、お願いしてメッキして頂きました。ん〜キレイ!!

 次、今回初めて出した黒クロメート!ブレーキシューのリターンスプリングとセルダイナモのブラシ押さえ兼接点です。

 ブレーキシュースプリングは、通常時バネが閉じていてその閉じている部分にメッキが乗らないので、写真のような四角いジグを作ってそこに広げてセットし、コイルの隙間にもメッキ液が行き渡るように工夫しました。
 最後はクロメート!これもキレイです!
 211の部品ではないモノも含まれています。これは"当時物新品のようです"と謳ってヤフオクとかに出しても売れちゃいそうです(笑
 今回一個だけ失敗したことがあります。それはこのダイナモのトップカバー、なぜかブラシの入るところが虹、銀、虹、銀とパンダになっています。
 それはなぜか!裏を見てはっとしました。メッキが乗っていないブラシケースの裏側は他の部分と絶縁されているではないですか!メッキ層につけるときに外側の部分のみを電極に接触させていたため、絶縁されていたこの部分には電流が流れずメッキがされなかったわけです。外側とこのブラシケースを針金などで繋いでおけば良かったわけです。う〜悔しい!!

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