旧いバイクと戯れる
レストア&メンテナンス
1966年式 富士重工 ラビットS211A
[12] 2005/12/29 新エンジン用パーツの検討 その1
まずはトランスミッションメーンシャフトの変速用ギア3つです。上の列は元々この車両についていた物で、下の列はこの車両よりも若干年式の新しい部品取りエンジンからはぎ取ってきたものです。
これ!よく見るとギアの形が違いますねぇ。エンジン番号にして13000番ほど離れている二つのエンジンのものです。溝が掘ってある右側の方がオイルを保持出来て良い気がしますが・・・。左の真っ平らギアの方が年式から見れば新しいものです。何か理由があったのか?それとも単なるコストダウン?
で、個人的見解から溝の掘ってあるギアを使いたかったのですが・・・
よく見ると変速用のクローがひっかいた跡がありますねぇ。僅かなことですがこれはいただけない!
セカンドのギアです。こちらもひっかき跡がありますねぇ。というわけでこれも部品取りエンジンの良品を使います。
くどいですがもう一つギアがあるのでコイツも紹介します。同じくひっかき跡アリ。部品取りエンジンのものを使います。部品取りエンジン万歳!!
トランスミッションメーンシャフト本体です。年式の古いのが上、新しいのが下です。これもよく見ると構造が違いますねぇ。古い年式の方には変なカラーが入っています。このカラーはクローの最下点をちょうど良くセットするためのもののようです。
こちら、古い年式のシャフトについているクローです。角が落ちています。
ハンドチェンジに合わせてこのクローが左右に動いて、適当なギアとホイール軸を結合します。
こちら、新しい年式のシャフトについているクローです。角はしっかりしています。クローはシャフトと分離出来るので、角が落ちていないこちらを使いましょう。
さて、年式によりシャフトの構造が異なることが分かりました。双方を比べてみましょう。
クローを一番下まで下げてみます。するとカラーの入っていない方がより下にさがるではありませんか!!
本来一番最後にあるギアに合わせたいときは左の写真の位置で止まるようにするのがベストです。
が、カラーの入っていないシャフトを使用すると右の写真の位置まで下がってしまうんですよ!ミッションケーブルのエンジン側にあるガチャガチャやるところがクローの位置をここまで下げないような構造になっているので問題はないのですが・・・。なんか気持ち悪いでしょ、余計なところまで下がるっていうのは。
ちなみにカラー入りのシャフトを使えば、クローは上の写真の位置でぴったり止まります。
というわけで旧年式シャフト+新年式クローの組み合わせに決定!!
さて、次は211のカナメであるバルブについてです。
右が新年式、左が先日ブローした旧年式エンジンのものです。
なんてこった!!ブローしたときに出た金属の切り子がここまで影響を及ぼしていたとは!!
・・・バルブ板が削れてしまっています。さすがにこれを使おうという気にはなれません。吸入のタイミングでないときに混合気がエンジンの中に入ることになり、いずれおかしなことになります。というわけで状態のいい新年式エンジンのものを使います。厚みは十分!曲がりもシックネスゲージで測定した結果ほぼ0です。
ファイナルドリブンのスプロケです。これは見比べても測定しても、ほとんど同値でした。独断と偏見により、旧年式エンジンのものを使います。
プライマリギアです。これも二つあるので比べてみます。
う〜んキレイですねぇ。ため息が出ます。チェーンのかかる歯も綺麗です。
こっちはどうだ!
ん?心なしかこっちの方が摩耗しているように見えませんか?
それに上の摩耗しているらしいギアは外側にも傷があります。こんなところにどうやったら傷が付くのだろう??
というわけで総合的に見て状態のいい、ため息の出たギアを使うことにします。
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