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No.1 コピーコントロールCD
No.2 メディア規制法(?)話1
No.3 メディア規制法(?)話2
No.4 胡散臭い”ゲーム脳”
No.5 
ゲーム脳追記と愚痴
   
       
   
NO.1 AVEXが出した『コピーコントロールCD』 02/03/28


皆さんはCDをどのように利用しているだろうか?
買って聴くだけと言う人から、MDに移して好きな曲を持ち歩く、
またはPCに取り込んでMP3にする。
私の場合は、欲しいCD以外はレンタルで借りて来るのが専ら。
しかも、借りて来たCDはPCでコピーか、あるいはMDに。(これって良いのかなあ??)
ともあれ、そういった生活に一石を投じたのが、今回のAVEXのCCCDだったのだ。


>>CCCDとは

 CCCD。 まるで何かの呪い(まじない)のようなこの単語、実はAVEXが出した企画「コピーコントロールCD」の略である。これは今までのCDと同じように再生でき、PCで音楽をコピーしようとしてもそれができない。そんな夢の規格になる「はず」だった…。

 ここ最近、AVEXを含めた音楽業界で売上が伸び悩んでいると言う。それはネットを介したファイルの共有、そしてPCに標準で装備されるようになったCDR/RWなどで、CDがそのままコピーできるようになったことによるものだと、AVEX側は語っている。
また、買ってすぐ中古に売りに行くから、レンタルも伸びないし、初回出荷数が減っていると言う。
⇒Impress 【特別編】AVEXにコピーコントロールCDについて聞く

 はたして、本当にこれらが大きな原因であるのか?売上が伸び悩んでいるのは、不況の影響や音楽それ自体の不作、あるいはカラオケBOXの衰退や、携帯電話の普及といったところに原因を持って行くこともできると思えるのだが・・また、レンタルや中古の話まで、話が広がっているが、この際それは脇に置いておこう。
 実際WIN-MXでの共有や、CDRでのコピーは行われているし、それによって被害を被っている者はいるはずである。
 この新しい規格「CCCD」によって、それらの行為が少しでも減らせるのなら、音楽業界にとってプラスである。

 しかし、ここからがややこしい問題なのだ。
この新しい規格はCCCDという名前をしていながら、全くCDとは別ものなのである。詳しくはよくわからないがレッドブックなるCDの世界規格があり、それに準拠しているのが一般のCDである。
 今回AVEXが出したものはその規格から外れており、そのためPCで聴けない(場合がある)だけでなく、カーオーディオやポータブルCD、LD/CD対応のデッキなどで聞けない場合が多いという。
更には、このCCCDが機器の故障を招くといった報告もある。
 そういう記事や噂に対し、困ったことにAVEXは「この機器では再生可能」「これは不可能」、といった公式見解を行っていない。しかも聴けなかった場合、交換には応じるが返却は不可という対応。これではAVEXの片手落ちと言われても仕方がない。

 今回の件に問題を感じたユーザーが、以下のようなサイトを立ち上げている。
AVEX社が発売した不正コピー防止対策の施されたCCCDについて

少々行きすぎた部分があるかもしれないが、うなずける部分も多々ある。
 2ちゃんねる「ニュース議論」板でもこの問題で大騒ぎだが、一般の反応はと言うと、まったく無いと言える程なんの反応もない。
上記のサイトを読んで、何となく距離が置かれた感覚になってしまうのはそういったことなのかもしれない。

 今後、この規格がAVEXで続けて出されて行くのか、または先走りすぎであったのか。どちらにしろ、この「コピープロテクト」自体は世界的な流れであり、日本の音楽業界もそちらへ流れて行くことは確実である。
 この問題が業界主導で、メディア(特に新聞・TV)などであまり注目されていないことが、なんとなく歯がゆい。



>>今回の灰色

 灰色部分、今回は「CDをどう聞いているのか」。このことにつきる。
 一般的にはCDを買うか、借りてMDで、あるいはCDRでコピーする。そういった利用の仕方があると思う。
 私はよくレンタルショップで借りて来たCDをコピー、またはMDにダビング(?)しているが、これは違法に当たるのだろうか?(私的利用にあたるからOK?)
 現在のところ、デジタル関係のものに関しては「プロテクト(コピーガード)」を外す、または外す機器を販売することが違法となっている。また、意外と日本では認識が薄いが「自分でコピーしたMDを他人に貸す」ことも違法だ。ただ、そういったことまでは手が周らないだけである。

 これからの時代、そういった微妙な部分にもデジタルの力で何らかの対応措置をしてくるだろう。実際、NETMDやMP3プレーヤー、デジタルオーディオプレーヤーなどはコピーの回数を制限することでこれに対処しようとしている。音楽の「灰色」は、確実に狭まって来ている。

 ただ、子供っぽい我が侭を言わせてもらえば、こういった技術、時代が来ようとしているこの状況に、私は何となく馴染めない。
「灰色は灰色のままで今後も続いて行ってくれないかな」
と楽観的に考えながら、今日も借りて来たCDをダビングする。
ちょっと聴きたいCDは借りるだけでいい、自分が買うCDは絶対に売らない一生モノ。そんな人間がいるということもメーカーにはわかってると思うのだが、そうは言っていられないようだ。


参考リンク

AVEX   公式見解
Impress 【特別編】AVEXにコピーコントロールCDについて聞く

ZDNET  この問題を多く取り上げている。ZDNET。
       私のページを見るよりも、センセーショナルで面白いと思う。
 エイベックス,コピー防止機能採用の真意を語る
 コピーコントロール機能付きCD――問題点は何か?
 コピーガード機能付きCD登場 エイベックスのサポート体制は万全?
 再び,コピーコントロールCDを考える

 

NO.2 最近の「メディア規制(?)」話−その1 02/06/01


 更新の方法とサイトの構成にだいたい目処が付いたので、そろそろ本格的に更新をしていきたい。
 とは言うものの、第一回目の文章が少々硬いことと、あまりに手間がかかってしまったため、第1回以降、迂闊に更新が出来なくなってしまったことも確かだ。
今回からは少し肩の力を抜き、ある程度の私見や曖昧な意見を手軽に言っていくようなサイトにしていきたい。それこそ曖昧な発言と製作者の主観に因ったサイトを目指す「灰色のエルバッキー」らしいと言えるに違いない。
 そういうことなので、多少の間違いや暴言があっても、そんなに熱くならず、冷静に、時にユーモアを交えてご指摘頂けると有難い。


>>「有害物」は排除すべきか?


 メディア規制(?)法関連1回目、今回は最近マスコミが必死になって盛り上げようとしている話題についてである。
メディアが今注目しているものとは「メディア規制3法案」、すなわち個人情報保護法案・人権擁護法・青少年有害社会環境対策基本法の3つで、本国会で審議される予定であった。
この中で個人的に気になっていたのが、青少年有害社会環境対策基本法(以下、青環法)で、コミックや漫画、TVなど、そういった諸々のメディアに対する法案で、いわゆる「有害」なものから「青少年」を守ろう、といった法。かっこ書きで書いたのは、もちろんどんなものが有害であるのか?青少年ってのは一体何さ?といった反発も含めてのことである。
 この法案の問題点としては、メディアを特に限定していないことと、有害とは一体誰が判断するのか、といたことが曖昧過ぎる点である。そこの点がやはりゆるいらしく、色々なメディア、識者からも指摘される点である。

 私はこういう法案を見るに付け、昔の漫画における騒動や、最近のゲームと少年事件の関係…そういったことを思い出す。
このような事は以前から気になっていて、例えばゲームをやってる時に、人から緑色の血が出て来たり、敵をゾンビにすればOKとか、「そういうのって、何か違うんじゃない?」と、よく思ってきた。
個人的にはそういう事が進みそうで、この法案には反対だ。ネットでも、新聞などでもやはり反対が多いのだが、中には賛成の意見も、もちろんある。
この法案の賛成派には、例の法案は「大した規制ではない」ということを言う人もいるようで、実際、そうなのかもしれない。が、もしそうだとしても、これを足がかりに少しずつ、少しずつ規制が進んでいくことも考えられる。それに、結局そういう「法律」ができると、製作側はかなりそれを気にするはずである。
「これは大丈夫?」「あれはどう?」なんて、個別に考えることなんてまず無いだろうし、「余計なトラブルは避けたい。」という考えは何処にでもある考えだ。先のゲームの話ばかりには留まらないと思うが、どうだろう?

実際、そう言う「臭いものには蓋」といった考えは出版に多いようで、「差別的な言葉がある」という理由だけで回収、またはそういう指摘がなくとも自主回収ということも結構あったようだ。過去に「言葉狩り」というフレーズが流行った事も忘れてはなるまい。また、いまだにそれは尾を引いていて、そういった「差別的」な言葉は「差別的でない」無難な表現に言いかえられるようにマニュアル化されているという話もある。(片腕→隻腕、気違い→精神障害者など)

ただ、上のように言ったからといって、私はそういった差別的な・過激な作品が出てくれば良い、なんて思っているわけではない。そういった言葉の言いかえがマニュアル化されるということ自体、製作側が考える事を放棄しているし、そういうことにむしろがっかりしてさえいる。また、そういった「マニュアル化」に異を唱える製作者も居るものの、いまだそれは本流にはなっていない。
こういったマスコミ側の回避体質自体、そもそも間違っている。間違っているのだが、青環法は結局のところ、そういった姿勢を改善させるよりむしろ助長させるようになるのではないか。
そういった意味で、今回の法案には反対であった。

このように、この法案には気を惹かれていたのだが、国会が始まる一週間くらい前から、マスコミはこぞって他二つに対する「反対」を持ち出して大合唱。青環法なんてあまり触れていない・・・かなり影響のある法案だと思うのだが…。
これではまるで自己保身を第一に考え、訴えているように見えてしまう。
いや、もしかしたらマスコミは、青環法が今国会では先送りになることを見越してあえて無視したのだろうか?・・・・・・・まあ、そんなことはあるまい。
 今回、この青環法が先送りになったものの、これはまた練り直され、名を変えて出てくるはずである。今後もこういった法律には注目していく必要があるだろう。


>>メディアの影響?

 今回の青環法と関係があるので少し書いておきたい。

 少年犯罪で目立った事件がおきると、とかく報道ではゲームや漫画などの娯楽と犯罪とを結び付けたがる。そういった報道が、このような法案の提出に一役買っていることは確かだろう。
そういった漫画やゲームといった娯楽を、まるで直接の原因のように見る報道を見るにつけ、またこれか…と感じてしまうこともしばしばだ。
そういう報道を見て、正直なところを言わせてもらえば、「だからどうした?」と言いたくなってしまう。

 だいたい、そういったことで本当に影響を受け、犯罪に走ったような人間なら、何を見ても影響を受けるはずなのだ。過激なら過激なほどいいだろう。結局はいつか「やる」人間なのだ。実際、そんな人間なんているはずも無く、事件を起こすような人間だってそんなに単純じゃあないだろう。
 また、まだ自覚のない子供を過度に暴力的、性的なものに触れさせたくないのなら、子供が何をやっているか、親がやはり監視するべきなのだ。マスメディアが子供の面倒を見る必要はない。また、昨今の状況を考えると、さすがにそこまで露骨なものが出回るとは考えられない。バラエティーなどで、時たま嫌な気分になる番組もあるが、親にはそれを見せないという選択肢があるのだから。

そういう訳で、今後、もしそういった事件が起きた時には、マスコミにはもっと色々な角度で論じて欲しい。こういった型にはめたような報道は、結局はマスコミの浅薄さが露呈するだけなのだし、今回のように自らの首を絞めることになるかもしれないのだ。


さて、今回は以上で青環法について言いたい事はある程度言えと思う。今回はここで一度区切りをつけておきたい。
しかし、この法案について今回の説明なんかじゃあ、まったく物足りないので、この問題を取り扱っているサイトを探してみた。が、案の定ポルノの話中心の所がかなリ多く、手前勝手なことを書いているところが多い(そして私もそのひとつである)。
しかし、中にも気になるサイトがあるもので、ここで紹介しておく。私の文章を読むよりもきっとためになるだろう。

■IMPRESS:知っておこう!決して他人事ではないメディア規制3法案
  まず、今回の3法案についてよくまとまっているページはこちら。
  今回の三法案に付いて完結にまとまっているので時間の無い人は
  ここを見るだけでもいいかも。

「有害」規制監視隊
  括弧書きになっている所にこのサイトの姿勢が読みとれます。
  青環法の他にも、こういった「規制」法について、
  時系列的にニュースなどを紹介しています。 
言論3法+2
  いわゆる反対サイトです。青環法だけでなく、
  今回の三法案に付いてまとめています。

次回は他の二法案について言いたい事を書く予定。

 

NO.2 最近の「メディア規制(?)」話−その2 02/07/09


 全く更新の無いまままたひと月過ぎてしまった。
とりあえず、ワールドカップのせいと言っておきたい。
どうにもこうにも、こういうサイトって時間かかる。
自分としては時間をかけずに、新鮮なネタでやりたいところである。
もっと気楽にやろう、それがいい。
 ということで、前回に引き続き「メディア規制(?)」第2回目。
青少年有害社会環境対策基本法(青環法)に引き続き、今回は個人情報保護法案・人権擁護法の2つ。
 と言っても、最近のニュースではこの2つも風前の灯、専ら国会は郵政民営化の話で持ちきりです。政治家さんたちは自分の基盤が揺るがしかねない話のようですし。
 そんな消えかかったニュースについて、あれこれ言うのもなんですが、今回のこの騒動はどうだったのか?ということに振り返る形で触れていければいいな、と思っております。

参考までに
メディア規制法案(共同ニュース)
  この法案関連のニュースが時系列に並んでいます。便利。

あと、この法案についてまとまった記事があるので、これも参考までに
知っておこう!決して他人事ではないメディア規制3法案 (IMPRESS)



>>マスコミと視聴者の温度差

 今国会前のマスコミの大きな反発・騒動は、個人情報時保護法案・人権擁護法の二つの法案こそ、メディア(特に新聞・TVなどマスコミ)が「規制される側になりうる」という危機感によるものからだったのだろう。
国会前(5月末)あたりの新聞やTVの論調を見ていると、「内部告発をマスコミが受けられない(告発者の保護がされていない)」、「政治家の隠れ蓑となってしまう」といった、相手を叩いて保身に走っているような、自分たちに少々都合が良すぎるような主張が多く見られた。
その傾向は娯楽番組や雑誌に近い内容のものになるにつれ、それこそ拡声器のごとく大げさに主張され、少々呆れるほどであった。
とはいえ、この主張をすること自体は無理からぬことなのだ。
何もできなくなるとまではいかないが、今までできたことが規制されるということは、それこそ彼等にとって一大事であるし、スクープするのにいちいち「スクープしてもいいですか?」と、本人に聞くことになるかもしれない、なんてことはあまりにも馬鹿馬鹿しい。
こういったことは法の解釈にもよるだろうが、解釈は作る側ではなくそれを実行する側に判断をゆだねるため、裁判になった時などに拡大解釈も出来るようなこの法律、マスコミ側としては、やはりみすみす通すわけには行かなかったのである。

 しかし、マスコミの反対する事自体は分かるのだが、その反対の内容が前述のとおり手前勝手とも言っていい主張が目立つ。そんな主張をするばかりでなく、もっと突っ込んだ話もやってほしい。例えばこの法案がだめだと言うのなら、対案を出してみるとか(これは読売が修正案を、また、共同アピールの会という市民団体からは対案が出ている。読売の修正案への反対もある。)、あるいはもっとTVで討論番組を行ってみる、ということも大事だろう。
もっと多角的に、この法案が通ると「視聴者の側はどうなるのか」「一般の人にはどの様に関わってくるのか」といった問いにも答えることが必要だ。
 ことによると、インターネットの文章も対象になり、将来このサイトが大サイトになり、「灰色灰色うるさい」とかいう理由で規制対象になる、なんて可能性だってあるのだ。そういった一般的な影響などももっと突っ込んで報じて欲しいし、私もまた調べておかねばなるまい。

 今回のこの騒動は、「個人情報の保護」を目的とした法的な成り立ちと、「マスコミ規制の法だ」という報道がなされてしまうこと自体、かなリかけ離れたものになっている。このこともまた、切り離して論じるべきものであろう。個人情報保護の考え方自体は、今の時期に手を打つ必要があるものなのだから。

 また、他にもこういった「規制」とも見られる動きは色々あるようで、以前いつの間にか通っていた「プロバイダー責任法」なんて法律も、実はある。
参照:毎日の特集
プロバイダーの「できること」を規定した法律なのだが、「2ちゃん潰し」などとも揶揄されたりしている。実際にこの法がどのように運用されるのか、議論された場所が狭いのでよくはわからない。

ただ、現実でもネット上でも白黒はっきりさせようと言う動きが活発になってきたようで、灰色好きな私には少々住みづらい世の中になりそうなのは、確かなのだろう。

参考:<プロバイダー責任法>
プロバイダー責任法で何が変わる? 総務省大村氏に聞く
ネットのプライバシー侵害、接続業者が「削除」指針案
プロバイダー責任法が成立──その意味と実効性は?



>>それではどうするか

 上で私はマスコミの反対表明を概ね支持しているが、全面的に賛成しているわけではない。マスコミ側の今回の「反対キャンペーン」自体、彼らが今いる場所から離れたがらない姿勢に感じられるし、依然として報道被害という言葉もなくならない。
 『TV報道被害の監視役、BROは最近よくCMを見るけど、
  新聞にはそういった機関はなく、各新聞社の判断に拠ってるもの
  だし、雑誌も同様だよな?
  これはやはり分野によらず規制が必要か?』
というような言葉も聞こえて来るのもむべなるかな、である。

また、報道被害と言うと、よく免罪事件が話題となるが、新聞・ニュースやワイドショーでは被害者の顔写真を出したり、家族にコメントを求めたり…といった加熱取材(メディアスクラムというらしい、あまり聞き慣れない言葉だ)行為で被害者側が逆に迷惑を被っている人も少なからずいる。そういったこともまた、報道被害と言えよう。
 推測の域を出ない勝手な言い分をするコメンテイター、逆に根掘り葉掘りプライバシーに踏み込んでくる取材、このようなことは、火事場見物の精神よりいっそう、何か嫌なものを感じる。

参考:
報道被害を改めて考える
  上は浅野健一ゼミの1ページ。
  報道被害その関係の話と言えば、ここが有名であろう。
BROの公式ページと、その議会での決定


こういったことを何とか少なくするには、やはりBROのような被害者の訴えを聞く機関が必要になるだろう。
今回の法案に対するマスコミの発言の中ではこのようなものもあった。
「今回のこの法案は政府が報道に介入できる可能性がある。報道・表現の自由を守るためにはそんなことがあってはならない。そういったことはマスコミ側が自主的にやるべきだ」と言うのである。
しかし、自主規制と言ったって、映画は映倫、ゲームもCEROという機関が設立される現状に対し、
新聞協会、雑誌協会はそういったことに関する動きが見えてこないし、倫理綱領といったって、それが実際適用されるのかもわからない。
また、BRO・BRCという放送の駆け込み寺もあるが、それはどうなってるのか?
 そういったメディアに対する意見が言える「場」、そういった場が今必要なのではないだろうか。政府とは無関係で、またマスコミからもあまり影響を受けないような、第3者機関が必要だ。
新聞や雑誌、TV、それぞれ独立したものでもいいが、できれば横のつながりがあればいい。被害者となった場合、現状を鑑みるに、大体のメディアが議論の場となりうる。

こう言うと、理想論だと断じる人もいると思うが、私もそれが上手く行くとは思ってはいない。しかし、、マスコミ側がこれに近い「何か」の答えを出せないようでは、今回のこの法案が流れたとしても、きっと将来的にしっぺ返しを食らうことになるだろう。

今回の騒動に関して、ひとつのページを紹介したい。
言論・表現規制の嵐
今回の「マスコミ規制」三法について、私と同じような視点で見ているメディアの辺境地帯というサイトです。しかし視点は同じでも、私のこのもやもやした部分を、私よりももっと解りやすく、具体的な言葉で書いているので非常に参考になると思います。むしろここがいらないくらい。


>>そして現状…
最後に一応新聞の各紙の特集など、リンクしておく。
毎日/読売/朝日/産経

特集記事など、新聞ではまだ関連ユースが残っているが、TVの方はほぼ完全に、住基ネットの関連へと移行している(数は少ない)。TVのニュースは郵政民営化の話へと移行しているようだ。それもTVゆえの時間の無さゆえだろう。
しかし、以前のあの反対キャンペーンはなんだったのか?
やはり喉もと過ぎればってやつだろうか。
メディア側も、今回の一件で『メディア不信』が進んでいることは、視聴者の反応で薄々感じたのではないのか?確かに、客観的に「メディア不信が進んでいる」なんてデータでそれを語れないのが、自分としてももうチョットなんとかならないものかと思ってはいる。実際、そういう話はインターネット上でしか語られていない……。
とはいえ、こういった経緯で、メディア側が与党のゴタゴタに紛れつつも勝ちを得た今、もう一度「なぜメディア規制法案が国会まで持っていかれたのか?(通ると思われたのか)」を考え、自分達が声高に叫んでいた『自主規制』の姿勢を我々の前に明白に見せていってほしい。


>>しかしながらの本音
私ELBとしては、そうは言っても灰色な部分は残しておいて欲しいわけで、例えばそれは弱小出版やこれから増えるであろうデジタル放送、その他多チャンネルや最近目の敵にされるインターネットといった細々としたメディアである。そういったメディアでは、限りなく灰色な内容やマニアックな話題などは必ず出てくるだろうし、そういった、あまり世間に影響が無いメディアまで規制する、なんて嫌な世の中だけにはなって欲しくはない。
 実際、そこまで手が回って来るなんてことはまだまだ先だろうが、今回は建前だけでは終わりたくはないので、あえてここに書いておく。
規制されるべきは、まずは大きなメディアからだと思うのだ。

 

NO.4 胡散臭い”ゲーム脳” 02/07/16

 前回の宣言通り、今回は軽めのものを。
7月8日、こんなニュースが毎日に載った。
”ゲーム:毎日2時間以上は大脳活動に影響”

題目だけで、その理論が灰色に見えてくるが…
この記事を要約すると、森昭雄教授(脳神経科学)曰く

>6〜29歳の男女240人を対象に実験。
>脳波のうち前頭前野の活発さや緊張度合いを示すベータ(β)波と、
>安静時によく出るアルファ(α)波の2種類を調べる電極を額につけて
>テレビゲームをさせ、その前後の波形の現れ方を調べた。
>ベータ波が健全(活発)な方から、ノーマル脳・ビジュアル(視覚依存)
>脳・半ゲーム脳・ゲーム脳――に分類した。

という実験で、

>毎日2〜7時間ゲームをする人は、ゲームをしなくてもベータ波は
>常にゼロに近く、前頭前野がほとんど働いていないことを示した
>(ゲーム脳)。

と、ゲームをやっている人間は前頭前野の活動が鈍い、と言う結果が。
そしてそれを受けた結論はと言うと

>「情操がはぐくまれる児童期にはゲームの質や時間に気を配って
> ほしい。」
>「テレビゲームは緊張や恐怖心をあおるものが多く、自律神経など
> への影響も心配だ。子供時代はゲームではなく、外で友達と遊ぶ
> ことが一番だ。」

などと、使い古された言葉。
240人にゲームをやらせておいてこの程度の結論しか出せないとは、いったい大学教授は何をやってるんだ?と首を傾げたくなってくる。

ゲームをやっていて、思考を司る部分の活動が鈍くなる、と言う理屈はわかる。テトリスやら、そういった反応型のゲームは視覚情報を直に指に伝え、コントロールする「訓練」と言えなくもない。毎日2時間もやっていればゲームの操作にも慣れるだろうし、ゲーム慣れしている人間は順応も早いだろうからだ。
ただ、この教授はゲームだけで事を終らせてしまい、では以前から言われている『TVに子守りをさせる』ことでも脳には同じことが起るのではないか?と、素人考えでも気がつくし、この結果からすぐさま「外で遊ぶ=健康優良児」とはいかないと思うのだが…

いや、歯にものの詰まったようなもの言いはもうやめよう、はっきり言ってしまえば、この実験自体、明らかに「偏向した」見方から、”ゲーム=悪”論を「科学的に」証明しました。という、まことに”耳にキモチノヨイ”記事でしかないと思うのだ。
それは、単なる聞き取り調査から、

>「ゲーム脳」の人に、「キレやすい」「集中できない」
>「友達づきあいが苦手」という自覚が多いことも判明した。

などという結論を簡単に導き出そうとしている部分にも見て取れる。
そういったことは、聞き取り調査ではなく、実験でちゃんと証明して、因果関係を明らかにして行くべきなのではないか?
と、科学畑ではない人間に言われてもしょうがあるまい。


 しかし、こういう言葉が出てしまうのは、この教授だけによるものではない、この記事を夕刊の、それも一面トップに持ってきた毎日新聞の記者の感覚にも疑問を感じているからである。
こんな、今更”ゲームのやりすぎは良くないですよ"としか取れないような、内容の薄い記事を、何故トップに持ってこようなどと考えたのか。

 今の新聞で夕刊というのは、今までの夕刊の意義とは少し違って来ているようである。読売新聞の夕刊が情報誌的になったこともあるし、何より、産経新聞が今年四月から夕刊を廃止した事は、記憶に新しい。
毎日新聞の方も「朝刊の内容を補う」という姿勢のようである。
しかし、現実はといえば、夕刊の時間帯では速報性も他メディアに太刀打ちできないし、薄い紙面では朝刊の内容を補うよりは、娯楽情報誌的な内容になっている。そういった側面から見るに、この記事がTOPになるのは…と、思わず邪推してしまう。

さて、話をもとの記事に戻そう。
そういった意味で、この記事を載せた新聞に対するうがった見方もできるが、研究者の森昭雄教授に対しても、まだ言っておきたいことがある。教授はこの研究について『ゲーム脳の恐怖』なる本を出ている。AMAZON.comの著者のレビューを読むと、なんだか読者を不安にしたいだけとしか思えないコメントが述べられている。このようなやり方は、あまり好ましくない。
 また、この教授はなぜかキネシオテーピング療法というカイロプラクティックでよく使われるというテーピング法の発表(?)をやっている。これは、ひと昔流行った「スパイラルテープ」同様、「テープを張ることによって人間の自然治癒能力を上げる」という理論のものである。
ここで注意して欲しいのは、一般のスポーツ選手が怪我した部分にテーピングをする、そういうものとは違うものなのである。
個人的には、「トンデモ」な理論ではないかなあ、と思っているのだが…。カイロプラクティックについては、日本では免許が要らないものなので、知識の無い人間が高い治療費を取る…といったこともあるようだ。(全てがそうではないだろうし、理論としても今後に期待したいものではある。が、タイミング悪くこういうニュースもある事はある。)。

しかし、この教授の専門は、大学の紹介では「脳波による痴呆の判定」といったことだったと思うが、何故”おもいっきりテレビ”などが好みそうな健康法の講師をしているのか?うがった見方をすれば、この教授の仕事はそういうやり方なのであろう。

今回は新聞の今後やら、教授の話や、果ては健康法の話にまで広がってしまった。
毎日新聞がこの研究を一面に持ってきたことは、果して良かったのだろうか?教授もまた、「ゲーム脳」なんてメディア受けの良さそうな名前自体、狙ってやっているものだろう。
こういう新聞の姿勢に、それを利用しようとする大学教授。持ちつ持たれつということか?読者は何処にいるのだろう。

 

NO.5 ”ゲーム脳”追記と愚痴。 02/08/06

 今回は少々酔っていて、筆が思うように進む。
それはのはいいのだが、いつもよりもより、論拠に乏しく、かつ子供っぽい文章だろう。しかしながら、これも私の筆ということで、お目汚しながら読んでもらいたい。

 さて、以前話題にした”ゲーム脳”のニュースについてである。
これが毎日新聞に取り上げられた当時、スラッシュドットジャパン上ではこの教授について批判が相次いでいた。
そして最近、これについて追記事が載ったのである。

ゲーム脳にもの申す(/.J)

 この記事自体、追記事と言うより事後調査に近いものであるが、ここのいい所は色々な人の意見が書き込めるところである。
記事(スレッド)を読んだところ、ある程度の方が、やはりこの調査結果を疑問に思っていたようだ。何より、この森教授自体の胡散臭さ
(ある意味、私も見習いたい程のアクの強さでもあるわけであるが…)をも語っていて、非常に共感できた。

また、この記事で取り上げられている精神医学について扱っているページが、このニュースを取り上げた文章(日記)(7月25日と26日)は、森教授の本をもとにして書かれているので、非常に参考になると思う。

 この記事(日記)によると、森教授は自分の理解できない若者文化を、全て脳の発達に有害な症例のように受け取ってるようである。
(例として、日記ではコスプレの話などが述べられている。)
私としても、教授に若者文化全てに理解を示せ、とはいかないものの、こんな受け取り方の方もナンセンスである。
いや、むしろ読んでる方が
「この教授自体が危ないんじゃないの?」
と思ってしまっても仕方がないものではないかもしれない。
やはり、この本自体もちょっとトンデモが入ってるようである。

しかしながら、世の中にはこういった教授もニーズがあるわけで、
むしろ、こんな人物の理論(?)を一面に持って来る毎日新聞の意識を、
私としてはやはり疑わざるを得ない。
マスコミは、こんな売名行為に利用されるような事でいいのだろうか。
この記事が出たすぐ後に、教授の本が出たという話であるし・・・。



 私としては、マスコミはこんな記事を載せるより、もっとマスコミが成すべきことがあるように考えている。
それは世間の出来事を(ある程度)伝えることと、政府・行政の監視にである。

 ちょっと前に、全てのマスコミがこぞって取り上げたメディア規正法があった。今、それは継続審議の扱いになっている。
 そして今、住基ネットのことでマスコミが再び騒いでいるのだが、なぜメディア規制法から直に住基ネットの話に移っていかなかったのか。
(もちろん当時もその話題もあったが、ほとんどが『マスコミ規制法』の1点張りで、この住基ネットの話にまで話題が及んでいなかったのが痛い。)
 そして今、当時のことを差し置いて、何故今ごろになってそれを必死になって伝えているのか・・・何もかも後手後手である。こうなることはあの当時から見えていたことではなかったのか?
 結局の所、マスコミのあの反対キャンペーンは、自分達の既持権益を守るためのものでしかなかったのだろうか?

 このような報道姿勢を見ていると、今後の同様な法案、例えば継続審議になった青少年環境保護法なんかも、後手後手のまま、或いはうやむやにと成立しそうで怖い。

 5日から、住基ネットが始動する。
これに対するマスコミの報道は、もちろんあるだろうが、施行された今、質的、量的、あるいは時間的な姿勢が、今後のマスコミの動きを占えるものになるだろう。つまりは、ずっとこの住基ネットについて監視し、疑問を投げかけて行けるかどうか、の姿勢にである。

 マスコミには、こういった個人のプライバシーに対する不安、或いは規制といったものに対し、もっと敏感であって欲しい。
それは、私はこういった規制自体に、あらゆる規制自体に反対する立場でありたいと思っているからだ。

 個人が個人の責任で、自分の情報すら任されないような社会、
それにも関わらず、何にでもライセンスを求め、何にでも年齢制限を儲け、なんにでも許可が要るような社会が、これから進んで行く社会像なのだろうか?
そんなもの、やはりお断りである。


酔っぱらいの戯言であった。

 
       
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