藤本も3割乗った!今岡&赤星&矢野に続きカルテット誕生


    ◆ ダイエー勢に負けないぞ ◆

    オンラインの攻防だ。
    上がって、下がって、また上がる。
    目には見えないが、プロ野球の打者という職業にとっては大事な”線”。
    藤本が2安打で、打率3割の境界線の上に足を踏み入れた。

    8月9日以来の大台復帰だ。
    二回の中前打で・3002。五回の凡打で一度は・2994としたものの、七回に右前打を放って・3012に戻した。
    「打席ごとに宮脇さん(サブマネジャー)が計算していてくれたんです」。
    周囲のアシストを刺激に、うれしいカムバックを決めてみせた。

    自分との闘いをしながら、ベンチの期待にも応えた。
    試合前に、4日の10得点を振り返りながら「でも、きょうのピッチャーを打たんといかん」と
    広島・長谷川の攻略を命じた星野監督。
    速球、フォークという得意球だけでなく、長身、1995年度のドラフト1位ということまで同じ
    ダイエーのエース右腕・斉藤を意識した発言だった。

    本番前に心理面でのアドバンテージを得たいのは当然だ。
    初回は「似ているというのは、新聞なんかで見ている」という赤星が、安打と59個目の盗塁で先制点に貢献。
    藤本は、その赤星から前日の誕生日にごちそうしてもらった焼き肉をパワーに、2本の安打を放った。

    「2割台が長かった。打数も増えて、なかなか率が上がらなかった」
    レギュラーでしか味わえない”悩み”を乗り越えた八番打者が今岡、矢野、赤星に続き、3割カルテットが誕生した猛虎打線。
    故障の村松を除く5人が3割以上でシリーズを迎えるダイエーと張り合うべく、
    星野監督は「藤本はあと8打数2安打でOK?頭に入れとくわ」と大台キープのサポートを約束した。





    スポニチOSAKA10月6日付