恐怖の七・八番4割超…藤本3安打1打点、矢野2安打2打点


    ◆ 揃って7試合連続ヒット ◆

    チームを連勝に導いたのは今や猛虎の得点源となっている男達だった。
    開幕から好調の矢野輝弘捕手(34)、藤本敦士内野手(25)の七、八番コンビがこの日も大暴れ。
    2人でチーム9安打の半数以上の5安打を放ち、全得点の3点を叩き出した。
    上位打線が打てなくても、それをカバーして余りある2人の活躍。
    今年の猛虎打線に切れ目は存在しない。


    ◆ 全打点叩き出す猛虎の“打ち出の小槌” ◆

    打順が回れば得点が転がり込む。
    恐怖の下位打線は、まさに猛虎の打ち出の小槌だ。
    2人合わせて5安打3打点。
    開幕からの好調をキープする矢野、藤本の七、八番コンビがこの日も際立った存在感を放った。

    2人だけの先制劇だ。
    二回二死から、まずは矢野が左中間二塁打で出塁。続く藤本が2球目に決める。
    「先制点は自分のバットで叩き出したい。逆方向へ思い切りスイングした」。
    ヤクルト先発・石川の内角高めスライダーをコンパクトに振り抜くと、打球は中前へ。
    「矢野さんにチャンスを作ってもらって、打たない訳にはいかなかった」。
    矢野も1―0の六回二死二、三塁から中前へ貴重な2点適時打。
    2人でこの日の全得点を叩き出してみせた。

    昨年は開幕スタメンに名を連ねた藤本だが不振で63試合の出場にとどまり、定位置を獲得するには至らなかった。
    昨年の反省から春季キャンプからはバットを短く持ち、センターから左を狙う打法を徹底してきた。
    シーズン前、田淵チーフ打撃コーチが藤本に求めたのは目標とするチーム打率・265と同等の成績。
    「今岡から始まる上位打線を生かすも殺すも八番次第」という観点から割り出した数字にも
    「打率・265?打ちます。打たないとダメでしょう」と言い切る。
    今や、上位を生かすどころか一番の輝きを放つ存在となっている。

    矢野、藤本ともに開幕から7試合連続安打。
    打率は・448(矢野)、・480(藤本)にまで跳ね上がった。
    「下位でチャンスを作れれば、ビッグイニングになる。
    下位で気を緩めることができなければ(投手の)スタミナ切れにもつながる」と矢野。
    切れ目はない。虎の生命線は限りなく太い。





    スポニチOSAKA4月5日付