阪神・藤本「開幕セカンド任せろ」今岡不在に攻守で応えた
◆ サヨナラ暴投も呼んだ!! ◆
救世主はオレ!
阪神・藤本敦士内野手(26)が緊急シフトで一発回答を出した。
18日の広島戦(倉敷)で初の二塁スタメン。
2安打を放ち、鳥谷敬内野手(22)=早大=との併殺も完成させた。
九回の打席では、オープン戦3年連続勝ち越しを決めるサヨナラ暴投を誘う強運ぶり。
左手負傷の今岡誠内野手(29)が開幕アウトの場合は、ノリノリ男が「二番・二塁」で東京ドームに立つ。
◆ "今岡の穴"緊急シフトに一発回答 ◆
一瞬、視界からボールが消えた。
藤本がバットを構える相当前で、永川の投球は土ぼこりを上げた。
3球連続のフォーク攻めが意外なら、結末はもっと意外。
明らかな暴投で、赤星が三塁から本塁へ転がり込んだ。
サヨナラ。ツキ男の”神通力”が、予期せぬシナリオを描いた。
「あの状況でフォークとは…。真っすぐかと思ってましたからね」
純然たるヒーローにはなり損ねた。
だが、藤本がそのまま打っていたとしても、逆転サヨナラ勝ちの事実は揺るがなかっただろう。
初回、三回にいとも簡単に連打した。
4打数2安打でも、オープン戦通算打率は・517に低下。
それほど、安定して好調をキープしてきた。
実り多き1日。
左手を痛めて開幕巨人戦の出場が微妙な今岡の穴を埋めるべく、今年初めて二塁でフル出場した。
見せ場は四回だ。一死一塁からシーツの痛烈なゴロをさばくと、遊撃・鳥谷に正確にトス。
「ガチガチですよ…。板についてないです」という苦笑いとは裏腹に、定位置を争ってきた新人との完ぺきなタッグで併殺を完成した。
鳥谷と比較され続けた1カ月半。
「使うのは監督」と複雑な胸中を隠してきたVレギュラーが、ここにきて輝きを増す。
今岡不在時の緊急オーダーは赤星から始まるこの日の打順がベース。
岡田監督は「ここにキンケード、アリアスをうまく挟めば」と、藤本二番の継続を示唆した。
成立を急ぐ猛虎の”有事法案”。キーマンは背番号「9」だ。
スポニチOSAKA3月19日付