阪神・藤本、鳥谷に“逆襲のノロシ”さぁ紅白戦で直接バトル!


    ◆ 居残り特打で意地の勝利 ◆

    前哨戦は先勝や!
    阪神第2次安芸キャンプ初日の20日、ショートの正位置を争う藤本敦士内野手(26)が
    先輩の貫禄を見せつけた。
    鳥谷敬内野手(22)と並んで行った居残り特打では、
    安打性の数字で上回ってグレードアップした姿をアピール。
    きょう21日の紅白戦は、いよいよ両チームの一番打者として初の直接対決。
    “鳥・藤戦争”の本番突入に向けては「自分は自分でやろうとしていることを実戦の中でできればいい」
    と静かな闘志をのぞかせた。


    ◆ 紅白戦はともに1番ショートで先発 ◆

    ポジション死守の自信はある。
    正遊撃手争いのガチンコ勝負を前に、藤本が黄金ルーキーを一歩リードした。

    対決の舞台を高知・安芸に移して始まった第2次キャンプでも、同じメニューを行ったライバル2人。
    安芸市営球場にバトルをひと目見ようと集まった観衆5000人の前で、
    ”前哨戦”となる藤本と鳥谷の居残り特打が午後からメーングランドで同時に行われた。

    「揃って打撃?別に気にしませんよ。注目は向こうに(鳥谷)いってるんで、そっちの方が楽に打てますから」

    藤本は大歓声に動じず、横で打撃練習を行っていた鳥谷に脇目もふらず、黙々と打ち込んだ。
    徐々に自分のペースをつかみ、広角に鋭い打球を放った若虎は149スイング中、安打性57本をマーク。
    一方の鳥谷は148スイング中、安打性は56本。
    打率に換算すると藤本・383に対し、鳥谷・378。
    わずかな差ではあったが、ペースをつかんだ藤本が勝利した。

    宜野座キャンプでは打撃の調子が上がらず、打撃フォームを微調整した。
    「去年の良い状態のときのビデオとか見てました。タイミング、足の上げ方とか」。
    沖縄・恩納村の宿舎で、昨年の打撃フォームをチェックした成果だ。
    早くも出た形となり、確かな手応えを感じ取っていた。

    「ようやく、何かをつかみかけた。ちょっと満足です。これからは(調子が)上がるだけです」

    遊撃手争奪戦の話題だけが先行していた現状に、
    岡田監督も「紅白戦?初めてか。違うベンチ?そりゃそうや。これからは結果で見せてくれんといかん」と話した。
    きょう21日に行われる紅白戦では初となる両軍に分かれ、ともに「一番・遊撃」で先発出場する。
    待ちに待った真剣勝負に「あしたで終わりじゃないんで、焦らずやっていきたい」
    と、レギュラー死守へ静かな闘志を燃やした。

    練習試合ではプロでの経験がない新人に先発の座を譲り、
    出したくても出せなかった実力を発揮する絶好のチャンスがいよいよ巡ってくる。
    静かに調整を進めてきた若虎が、これまでためていたウップンを一気に爆発させる。





    スポニチOSAKA2月21日付