「鳥谷VS藤本」虎の遊撃バトル、ついに“開戦”


    ◆ 室内練習場で初対面 ◆

    片やいきなり500スイング、片やいきなり”新打法”解禁だ。
    自由獲得枠で阪神に入団した鳥谷敬内野手(22)=早大=と、藤本敦士内野手(26)が
    沖縄県石川市内の室内練習場で初対面。
    互いの健闘を誓い合うようにガッチリと固い握手をかわした。
    六大学の星VS恐怖の八番打者。
    シ烈極める04年遊撃バトルがついに幕開けだ。

    ◆ 鳥谷、500スイングで宣戦布告 ◆

    練習後の記者会見を終えたルーキーが、一目散に駆けていった。
    視線の先には、雌雄を決する強敵がいた。
    数秒後にガッチリと交わされた固い握手。
    04年遊撃バトルを繰り広げる鳥谷と藤本が、初対面を果たした。

    無数にたかれたフラッシュの中に浮かび上がった両雄の笑顔。
    レンズの前で演出された友好ムードも、練習内容は早くも全開モードだ。

    「とりあえず自分の力を出してみて、ダメなら守れないし、通用するならばポジションを取っていきたい。
    何とか、そこに割り込めるように頑張りたい」

    挑戦者としての立場を強調した鳥谷は、合同自主トレ参加のため前日26日に沖縄入り。
    この日は休養日に当てられていたが、卒業試験による4日間のブランクを埋めるべく、
    午前10時すぎには石川市内の室内練習場に姿を見せた。

    「バッティングをあまりしてなかったんで、感触を確かめながらです」。
    ランニング、キャッチボール、ティー打撃約100球を終えるとマシン打撃を開始。
    ここから約1時間、マスコットバットを無心に振り続けた。
    「最初はうまくいかなかったですけど」。
    徐々に鋭さを増す打球。練習の虫の本領とばかりに、ティーと合わせるといきなり500スイングを数えた。

    ◆ 藤本、新打法で迎撃 ◆

    3割打者だって負けてはいない。
    迎え撃つ藤本は”新フォーム”で応戦した。
    「去年以上の成績を残したいし、目標は高くもたないと向上しませんから。オープン戦までに完ぺきにしたい」。
    バットを振りだすトップを、早めにつくる構え。
    短時間で肉体になじませようと、汗だくになりながら約1時間、マシンと対峙(たいじ)し続けた。

    「あれだけ注目されればいいですね。うらやましいです。八番は影が薄いですからね。でも(鳥谷は)大変やと思いますよ」。
    プロ4年生としての貫録。
    藤本がジョークを交じえながら、後輩を気遣う余裕を見せた。

    キャンプインを間近に控え、スタートした熱きサバイバル合戦。
    合同自主トレ第2クール初日となるきょう28日から、2人の意地とプライドが激突する。





    スポニチOSAKA1月28日付