ジーターよりも藤本!!鳥谷、一騎打ちに闘志


    ジーターよりも藤本しか見えない!!
    阪神のドラフト自由獲得枠・鳥谷敬内野手(22)=早大=が19日、
    東京都内で行われた「早大野球部4連覇祝賀パーティー」に出席。
    来年3月29日に米大ヤンキースと対戦するが、あこがれのデレク・ジーター内野手(29)も眼中になし。
    あくまでシビアに藤本敦士内野手(26)との一騎打ちに闘志を燃やした。

          ◇

    あこがれよりも、現実を見ていた。
    雲の上の存在を追う前に、打倒すべきはライバルだ。
    あこがれのジーターは視界の外。鳥谷は、ただ藤本を土俵の外に追いやることだけを考えていた。

    「メジャーといわれてもあまり実感がわかないです。(ジーターは)プレースタイルも全然違うと思いますし。
    ユニホーム交換したいとか、そこまで考えられません」

    この日は東京都内で行われた「早大野球部4連覇祝賀パーティー」に参加。
    OBであるオリックス・中村GMから激励を受けるなど、虎の一番星は終始引っ張りダコ。
    ただし、晴れの席でもクールなマスクが崩れることはない。
    3月29日に決定した米大・ヤンキースとのオープン戦(東京D)について問われても、その視線はもっと近いもの見ていた。

    デレク・ジーター。
    ヤ軍のスター遊撃手は右打ちではあるが、走・攻・守の3拍子を兼ねそろえる点で理想の姿に一致する。
    大学時代にはビデオでそのプレーにくぎ付けにもなった。
    それでも今はあこがれにフタをして、あえて背番号9だけに視点を合わせようとする。

    「今は藤本さんとの勝負だけ? そうです。自分にできることをやっていけばいいと思います」
    浮かれることなく自分の足元を見られるという点で、やはり新背番号1は規格外の男。
    同じくパーティーに出席したOBのロッテ・小宮山(前メッツ)が証言する。

    「今年も春から8球団に注目されながら、当たり前のことを普通にやっていた。普通の選手じゃないことは確かだ」

    8日の入団発表でも「同じポジションなんで勝つか負けるか」と藤本に対抗心を見せた。
    目の前にある階段を全力で駆け上がるのが鳥谷スタイルだ。

    「早稲田の連覇ももう終わったこと。(阪神の今年の優勝は)自分は何もしていないわけで、
    来年、力になれて優勝できたらと思います」

    来春2月1日の沖縄・宜野座キャンプで幕を開ける3割ショートとのガチンコ勝負。
    現実しか見ない男が打倒・藤本を宣言する以上、勝算はその胸にある。




     サンスポ.com12月20日付