セカンド藤本、岡田監督が合格のお墨付き!
阪神・藤本敦士内野手(26)が倉敷秋季キャンプの12日、2度目の二塁特守を敢行。
18年前、“日本一”の二塁手だった岡田彰布監督(45)から早くも合格点をもらった。
自由獲得枠で入団する早大・鳥谷敬遊撃手(22)の開幕スタメンにメドが立てば、『二塁・藤本』にシフト。
連覇のかかる来季、内野のキャプテンとしても期待は大きい。
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岡田阪神の新たな可能性が、現実味を増した。
福原守備走塁コーチがノッカー、平田ヘッドが二塁ベースで送球を受ける役を務め、その後ろには、岡田監督が立つ。
この日、サブグラウンドに首脳陣を集めて行われた、今キャンプ2度目の二塁特守。
藤本が、新指揮官に目を細めさせた。
「十分やな」
そう、口にさせた。
「疲れましたよ。高評価? 本当ですか。自分でも、よくなっているとは、思います」
汗を拭いながら、確かな手応えを感じていた。
オーバーホールに備えて、13日でキャンプを打ち上げる。
この特守が、実質、二塁適性の“最終テスト”。
そこで、つかみ取った『合格通知』だった。
「ゲッツーの時に、投げる方の意識が強くなってしまうんで、まず捕ることを意識しています。
捕球してから、メリハリをつけてやるように」
今季、遊撃のレギュラーとして優勝に貢献し、規定打席での打率.301もマークした。
そんな成長株が直面したのが、『鳥谷入団』という現実。
10年に1人という大物遊撃手の加入で、岡田監督から二塁もマスターすることを指示された。
『二塁・藤本、三塁・今岡』という鳥谷シフト。
「簡単に譲る気はない」というプライドを持ちながらも、プロとして、果敢に挑んでいった。
「2月はショートからやらせる。でも、ショートをやってると(二塁は投げる)方向が逆やからね。
ゲッツーのターンでも、左回りが右回りになるから、難しい。けど、簡単にやりよったな」
日本一に輝いた85年など、二塁手の印象が強い岡田監督も、入団時は三塁手。
掛布とポジションが重なるため、2年目から二塁に固定された。
そんな経験者の目から見ても、視界は良好だ。
今季は開幕前から、レギュラーとして推し続けた秘蔵っ子に、あえて突きつけた難題。
二塁&遊撃の起用は、それほどのカギを握る。
もちろん、遊撃手として大物ルーキーと競わせるが、難しい2ポジションをこなせることが、
戦力布陣に大きなバリエーションを与える。
成功すれば、野手にサインを発進する“キャプテン”の重責も担う。
「とりあえず何とか、最低限のレベルにはきたかなと」。
来春の新たな勝負を前に、藤本の準備は整った。
★ひと足早く帰阪
藤本は、13日で秋季キャンプを打ち上げ。
他のナインよりひと足早く帰阪し、今月後半から始まるオーバーホールに備える。
16日から20日まで、三重のタラサ志摩のホテルに宿泊。
5月に左ひざのねんざで二軍落ちしたこともあり、1年間の激戦で蓄積した疲労を、じっくりと癒す。
12月はV旅行先の豪州でも体を動かす考えで、1月は桧山とともにグアム自主トレの予定。
鳥谷との遊撃争いが控える2月のキャンプインまで、気を抜くことはない。
サンスポ.com11月13日付