【ダンカン】藤本に星野イズムの浸透を見た


    表舞台のヒーローが、我が阪神24年振り20勝の井川ならば、
    裏(ホントは十分目立ってるけど)のヒーローは文句なし藤本敦士なのだ!!
    イヤ、もしかすると星野監督が事あるごとに口にしてきた「うちは全員競争や!!」に最も応えたのは藤本であるかもしれない…。

    最終戦、3割をかけた最初の打席で三振を喫し、夢は遠ざかる。
    その時、藤本の頭をよぎったのは「もうアカンわ…」ではなく「なにクソー!」であったと俺は思う。

    今季の藤本のプレッシャーは、並大抵ではなかった。
    同じショートのポジションには、規定打席不足ながら3割を越す沖原がいた。
    弱音を吐けばベテランの久慈やスーパーサブの秀太が控えていた。
    ベンチ内だけでなくウエスタンで首位打者を獲った斉藤の影も見え隠れしていたはずである。
    挙げ句の果てに、まだ入団さえしていない早稲田の鳥谷に来季ポジションを奪われるかも、という不安もあったと思う…。
    そんな状況の中、どたん場で2安打を放ち、3割打てたのは「なにクソー、虎のレギュラーは俺じゃ、負けへんわ!!」の
    星野イズムの浸透があったと俺はみる。

    星野さ〜ん、そんな藤本を優勝の時に抱きしめた赤星のように、コッソリ抱いて上げて下さいね…。
    さぁ、日本シリーズ。虎たちよ、優勝して全員星野さんに抱きしめられようぜ!!





    サンスポ.com10月11日付