阪神脅威の福岡オーダー、3割・藤本9番だ
3割打者がラストバッターだ。
阪神・星野仙一監督(56)が6日、日本シリーズの敵地用(DH制)オーダーを明かした。
「9番が3割打つんやから。それは脅威や」。
打率.301の藤本敦士内野手(26)を打線の最後尾に配置し、3割カルテットをつなげて連打を生み出す。
◇
敵地・福岡に乗り込めばアラ不思議。猛虎打線から、上位と下位の境界線が消える。
シリーズ先手必勝オーダーの一端が見えた。
星野監督自らが明かしたのは「9番・藤本」の固定だった。
「7、8番が打ってくれて、DHもあるし、9番が3割打つんやから。それは脅威や」
この日の甲子園練習に姿を見せた指揮官は、名前こそ伏せたが「9番・藤本」を明らかにした。
前日(5日)の広島戦(広島)で4打数2安打。
打率.301と念願の大台に乗せた背番号9が、先頭打者への橋渡しをする役割を担う。
シーズンでは不動の8番だが、シリーズ第1、2、6、7戦はDH制のため、9番にシフトされる。
同じく矢野も7→8番に。
これにより8番から矢野(.327)−藤本(.301)−今岡(.342)−赤星(.311)という自慢の3割カルテットが、
まさしく切れ目なく並ぶ。
一発長打は中軸に譲るとしても、つなぎ野球の起点はここから生まれるのだ。
右、左、右、左と打席を交互に入れ替わる点でも文句なしのバランス。
ダイエーには「ウチと(打線は)似ているといわれるけど、長打力では向こうの4人が上」と和田コーチが警戒する
100打点カルテットが健在だ。
しかし1、2番と下位打線の力が落ちるのも明らかで、巧打者4人衆で差をつけようという意図もある。
相手投手に絶え間ない緊張を強いれば、スタミナをむしばむことにもつながる。
「みんな第1戦にきちっと100%の気持ちで、技はともかく、心、体は入ってほしいね」
竜将として挑んだ過去2度のシリーズはともに初戦を落とし、出鼻をくじかれた。
是が非でも先手を取りたい闘将が「10・18」に重きを置くのは当然だろう。
ワンパンチでなく連打でKO。恐怖のラストバッターを擁して、猛虎がタカに手数で挑む。
サンスポ.com10月7日付