星野監督が凡ミス藤本に通告「何回もやるなら使わん」


    何回もやるんなら使わん!!
    阪神・星野監督が中日戦の五回、走塁で判断ミスの藤本敦士内野手(25)を叱責した。
    長期ロード3勝7敗のチーム全体への警鐘だ。

          ◇

    決して語気を強めることなく、厳しい言葉を淡々と発した。そんな時ほど、闘将は怖い。

    「本能だけでやっとるから、ああなるんや。経験やけど、何回もやってるようだったら、使わなけりゃエエんやからな」

    渋面の星野監督。厳しい『最後通告』をノド元に突きつけられたのは藤本だった。

    1点を追う五回。無死から右越え三塁打を放つと、一死後、今岡。
    この場面、本来なら、もし外野へ打球が飛んだ場合、すぐさま帰塁して、タッチアップに入る。
    打球が抜けるか落ちれば、ゆっくりとホームに帰れるからだ。
    ところが、「当たりゴー(ゴロなら突っ込む)だったんで…」。
    藤本は、右方向への鋭い打球音に、瞬時にスタートを切ってしまった。

    正面のライナーと気付き、あわてて戻って再スタートを切ったが…。
    福留の返球は、藤本がホーム3メートルは手前で、捕手のミットに収まっていた。

    主力をケガで欠き、苦しい攻撃陣。どうしても欲しい1点だけに、余計に焦りも出た。
    もちろん指揮官にとって、それは集中力を欠いた凡ミスに、ほかならない。

    「状況判断やな。まだあんなこと、やっとる。100試合も出とるのにな」。
    厳しいコメント。期待をかけてきたゆえの、苛立ちでもある。
    ここまでの藤本は、間違いなく頑張ってきた。
    遊撃争いから抜けだし、今季これで92試合目。規定打席を満たしての打率・291(19日終了時)。
    快進撃を8番打者として支えてきた。それだけに、もったいない。
    後半戦は守備のミスも増え、9日・広島戦(広島)では、二塁走者ながら、中越え打で三塁ストップの失態も、犯していた。
    「勉強します…」

    試合後は、ただ唇を噛むしかなかった。
    20日と21日は、相手先発が左腕というのもあり、スタメン落ちが濃厚だが、
    打撃面では、12打席ぶりのヒットを含む2安打を放つなど、光明を見せた。
    ここでもう一踏ん張り、出来るか。V目前の中で、藤本が正念場を迎えている。





    サンスポ.com8月20日付