藤本が飛躍をアピールの2安打&2打点
経験値を得ることで、レベルが上がっていく。
成長する姿を見てほしい。それが阪神・藤本の主張だ。
先制打に貴重な犠飛。2安打&2打点のパフォーマンスは、5万観衆の目にしっかりと刻まれた。
「逆方向(左)を狙うつもりだったんですけど、ストレートがきたんで一気にいきました」
二回一死一、二塁。石川の内角球を右前に弾き返した。
片岡、矢野との3連打で流れを引き寄せた。
四回一死三塁の第2打席ではきっちりと左犠飛。
大事な局面でことごとく任務を遂行した。
先のオールスター出場は五感を刺激した。
3打数無安打(2三振)に1失策。成績は散々だったが、タダでは帰ってこなかった。
視線の先には日本一の遊撃手、西武・松井がいた。
打席で全く余分な力が入っていない。その構えを、ベンチから見るだけでもわくわくしたという。
「いまのままでは全然です。レベルを上げていかないと…」
この日の試合前も三塁側室内練習場にいた。
ユニホームに着替える前。単パン姿で和田打撃コーチの投げるボールを黙々と打ち返した。
田淵打撃コーチには「変化球のときのステップが広すぎる」とアドバイスされ、
和田コーチには「2日に1回打つだけじゃダメ」とハッパをかけられる。
そんな毎日が自分を確実に成長させている。
「しんどいなんて言葉は、去年は出なかった。疲れるまでやって、全部を出し切りたいです」。
噴き出る汗、自分に当たるスポットライト…。また、藤本がたくましくなった。
サンスポ.com7月22日付