恐怖の8番・藤本、ミス取り返す勝ち越し三塁打
一度はヒーローに躍り出た一打だった。
2−2の同点で迎えた六回に藤本が放った勝ち越しの2点適時打三塁打。
最後は逆転負けもファンの脳裏にはしっかり焼き付く強烈な当たりだった。
「その前の打席でふがいない打撃をしていたからね。この打席はと気合を入れていた。
その気持ちがバットに、そして打球へと伝わったと思う」
二死二、三塁。ブロックの内角よりのストレートをフルスイング。
打球は横っ飛びを試みた右翼・ハーストの横を抜けて右中間を割った。
悔しさがバットスイングを鋭くさせた。
三回二死二塁、浅井のセンターへの抜けそうな当たりを鮮やかにグラブに収めたが一塁へ悪送球。この間に1点を失った。
四回一死三塁のチャンスでは浅い二ゴロで走者をホームに還せなかった。
昨年までの藤本ならばこれで落ち込んで終わりだった。
しかし、今年は違う。ミスはすぐに取り返す。その姿勢がプレーに反映している。
「どんな時でも積極的にいかないといけない」
猛虎打線の誇る恐怖の8番打者は、いつでも前を向いて闘っている。
サンスポ.com6月27日付