赤星&藤本の新1、2番は意外にいやらしい
今岡不在の有事に備えた新1、2番の結成だ。
斬り込んで、打ってよし、送ってよし、走ってもなおよし。次の一手に悩まないかが心配なほど。
阪神・赤星の核弾頭、藤本のつなぎ役は、案外ハマっているのかもしれない。
「必死でしたよ。勝ちは勝ちなんでね。(1番について)それは監督が決めることですから」
1点を追う九回のサヨナラ劇は、ちびっ子コンビの仕業だった。
まずは一死一塁から中越え三塁打を放ち、同点としたのは赤星のバット。
さらに、新2番も続く。
守護神の永川のフォークを見極め、最後は内側に抜ける暴投を誘い出した。
背番号53が、躍り上がって本塁を駆け抜けた。
「2番は将来的には打ちたいと思っていた打順なので。(8番より)足もより生きると思う」
試合後の、藤本の声が弾んでいた。
この日はともに2安打を放ち、特に三回には連打で無死一、二塁のおぜん立てを整えるなど、流れるような連続攻撃まで披露した。
もちろん今岡が開幕に間に合わなければ…という条件付きのニューパターン。
ただし最悪の事態を想定しても、色合いが変わるだけで攻撃力は変わらない。
むしろネット裏からは、「こっちのほうが逆にいやらしい」との声が聞こえてきた。
「もしも今岡がいないときにはね」。
岡田監督はあくまで選手会長の回復を待ちながら、第2案にもメドを立てた。
次の誰かがいる強さ。
少々のアクシデントなら、厚みを増した選手層が飲み込んでくれる。
サンスポ.com3月19日付