藤本3安打猛打ショー!ライバル・鳥谷はノーヒット


    阪神・藤本敦士内野手(26)が12日、ダイエー戦(甲子園)で、3安打の猛打ショーだ。
    自由獲得枠ルーキー・鳥谷敬内野手(22)は五回一死満塁のチャンスに二ゴロ併殺打。
    ライバルがノーヒットに終わっただけに、大きなアピールとなった。

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    詰まりながら1本目。しぶとく転がして2本目。忠実に叩いて3本目。
    それぞれに自らの存在価値を刻みこむ、藤本の今季初猛打ショー。
    岡田監督から鳥谷擁護の発言が出始めた状況下、“逆風”には自分らしさで立ち向かう。
    執念のバットがこの日もうなった。

    「当たりは悪いですけど、ヒットゾーンに打球が飛んでいるんで。1本目が一番、内からバットが出た。
    ああいう形でバットが出るのは、調子は悪くないということ」

    OP8戦目で、3度目の遊撃スタメン。
    「意識せずとも去年の(日本シリーズの)ことを思いだします」というダイエー戦も、闘志を後押しした。
    初回、馬原の内角127キロスライダーに反応。
    詰まりながら中前に落とすと、二塁内野安打、中前打。
    軽快で安定した守備も含め、実力をまざまざと見せつけた。

    これでOP戦は19打数11安打、打率.579。
    この日4タコの鳥谷(打率.207)には、大きく水を開けた。
    しかし『4・2』開幕スタメンは混沌としている。

    先日、他球団007の『藤本が上』という評価にも
    「他球団はウソをつくんや。鳥谷を相当怖がっとるから、鳥谷を使ってほしくないんやろ」と岡田監督は発言。
    さらに、「ブレイザー(入団時の監督)なら藤本を使うな」とも…。
    これが“逆説的”な意味合いを持つなら、同レベルなら黄金ルーキーを使うとも受け取れる。
    藤本にとっては敏感にならざるを得ない発言。
    それなら、もっと打って指揮官の顔を完全にこっちに向けてしまおう…。
    そんな気持ちがこもった3安打だった。

    「体が勝手に反応するんちゃうか。ここまで作り上げたのは本人や」

    この日、藤本の打撃には合格点の岡田監督だが、“判定”については
    「1試合で悩んでどうする。4月2日に決断すればエエ」と受け流した。

    「ベストメンバーを組む」と話した25日の横浜戦まであと7試合。
    単なる勝利ではなく、『圧倒的勝利』に向けて、藤本の“反抗”は加速する。




     サンスポ.com3月13日付