“競争から共存へ”藤本&鳥谷が初ゲッツー


    緊急シフトが上々の船出を切った。藤本が今季初めて二塁でスタメン出場し、ライバル鳥谷と二遊間を組んだ。
    4回1死一塁の場面では広島シーツの二ゴロを落ち着いて処理し、「4―6―3」の併殺プレーを完成させた。

    「ガチガチですよ。自分なりに丁寧にやろうと思った。まだ板に付いてませんね」。

    苦笑まじりに振り返ったが、ベースカバーや中継などすべての守備機会をソツなくこなした。

    正二塁手今岡が負傷し、開幕戦欠場の可能性が浮上した。
    この日も2安打放ち、打撃好調の藤本が穴を埋めることができれば、損失は最小限に抑えられる。
    試合前には岡田監督が「ショートとは動きが全く違う」と直々に指導。
    急ピッチの調整に、藤本も百点満点でこたえた。

    鳥谷も新二遊間コンビにしっかり対応。
    「全部捕らなきゃダメですね」と2失策に反省しきりだったが、場数を踏めば問題ない。
    9回裏1死三塁のサヨナラ機には、先に藤本が打席に立った。
    結果は暴投。ネクストサークルの鳥谷とガッチリ勝利の握手を交わした。
    どちらかがヒーローになる場面だったが、平和に「ドロー」と言ったところ。
    競争から共存へ。2人の遊撃手が手を組み、選手会長不在の苦境を乗り切る。





    日刊スポーツなにわweb3月19日付