04年も猛虎や!岡田阪神10点G倒!はよ来い4・2


    堀内巨人よ、これが岡田阪神だ。
    阪神岡田彰布監督(46)が就任から初の「伝統の一戦」となる14日のオープン戦で巨人に快勝、
    4月2日の今季開幕戦に弾みをつけた。
    キャンプから激しい競争を展開させる藤本、鳥谷に連続適時打が飛び出すなど、毎回の15安打で10得点の大勝。
    大型補強のライバル球団を、王者の風格が漂う横綱野球で叩いた。

    ライバル藤本&鳥谷タイムリー競演

    どちらが格上か明らかだった。
    イラついて投げる巨人シコースキーの首を、9番指名打者の藤本は真綿で締めた。
    ファウル7球と的確な選球眼でフルカウントに粘る。
    12球目に根負けした甘い変化球を思い切り振り抜き、右翼線を破った。
    6回裏1死一、二塁から、逆転決勝の三塁打だ。

    「今は追い込まれた方が楽しい。どう対応できるか。打てているから言えるのでしょうけど」。

    余裕の口笛を吹く藤本に、レギュラーを争う鳥谷も負けていない。
    こちらは2―1からの133キロをジャストミートし、右中間を深く突破した。
    藤本を迎え入れる、連続長打の二塁打。
    ライバル物語で阪神ファンを楽しませる主演2人のタイムリー競演が、今季初のG倒ショーのメーンディッシュだった。

    「お客さんが入ると緊張すると思ったけど、今までと同じようにやれた」。
    4万8000人大観衆の中で、公式戦前のルーキーが自分を保てた。
    目の前の試合と、自分との戦いに集中していた証拠だ。

    岡田監督も、してやったりだ。
    「つながったな、きょうは。ボールを振らんから、四球とかヒットがつながっていい形になる。
    ベンチのみんなでやってるから、後から出てきたもんまで結果出して競争しとる」。

    15安打で10得点は、今オープン戦の最多。開幕候補の1人でもある巨人工藤には初回に速攻だ。
    二塁打の赤星が今岡の左飛で三塁タッチアップを狙うと、これが敵の失策を誘ってホームイン。
    「ホームランもあるし足もある。いろんな形で点を取れるんは強みよね」。
    直後に4番金本がソロまで放つ、ゲップが出るほどの満腹感だ。

    6回からの2番手以下には、控え組を組み入れての打線でメッタ打ち。
    「鳥谷・藤本」だけでなく、あらゆるポジションで選手のケツを叩いた成果が甲子園のグラウンドに広がった。

    今季の前哨戦はこの日だけ。後は4月2日の開幕戦にぶつかるまでだ。
    トラにはキンケード、巨人には高橋由が加わって、さあ勝負!
    少なくとも初陣となる岡田監督には“胸を借りる”、“思い切りぶつかる”という思想はない。
    一昨年まで17年連続で負け越していたころのひ弱な主従関係は、昨季のVとカード勝ち越しで払しょくした。

    「いいゲームは出来るんじゃないかな。勝ち負けは運やけど、好ゲームは出来る。
    今年のプロ野球の初日にはいいゲームをせな。強い巨人にもね…」。
    その言葉が3タテ予告にも聞こえた。





    日刊スポーツなにわweb3月15日付