遊撃争い勝負あった?藤本4戦連続マルチ安打
マルチで逆襲だ!
阪神藤本敦士内野手(26)が9日、横浜とのオープン戦(西京極)で4戦連続の2安打を放った。
1番鳥谷に続く「2番遊撃」で出場したが、力むどころか貫禄のバッティング。
昨季の打率3割はダテではなかった。
ネット裏の他球団スコアラーも藤本優位のジャッジを下した。
4・2開幕まで1カ月を切ったが、遊撃バトルはさらにヒートアップしそうだ。
14打数8安打、5割7分1厘
左打席を足でならした。
スコアボードに渦中の2人の名が並ぶ。
1番鳥谷が残した足跡を消し、もう1人の遊撃手が強烈な印象を植え付けた。
藤本がマルチで逆襲だ。
2回裏の攻撃で進化を見せつけた。
横浜堤内のスライダー。ぐっと引きつけ、センター左に弾き返した。
「変化球にうまく対応できた。右投手から初めてのヒットだった」。
左方向への流し打ちだが、巧さに加え、打球には力強さがこもっていた。
出場した4試合のオープン戦すべてに2安打。
複数安打(マルチ)のラッシュで打率は驚異の5割7分1厘。
右投手から初安打というのは、左対左に強いことの裏返し。
優勝イヤーに遊撃を守り抜いた実績は本物だった。
開幕スタメンが目標ではない。年明けから昨年の打率3割を上回ることを考えてきた。
「外野の間を抜く打球を打ちたい。二、三塁打を増やしたい」。
長打力アップで非力な8番打者のイメージ脱却を志した。
1月のグアム自主トレでは、宿舎近くにゴルフ場があったが、娯楽の2文字にわき目もふらず、筋力トレーニングに精を出した。
力強い左方向への打球はその成果だ。
「逆方向にしっかり押し返している。(チームでも)今の状態は1番いいんじゃないか。積極性もある」。
ネット裏の広島畝スコアラーは変ぼうに驚いた。
「野球をしているなという実感がありますよ」。
この日は遊撃の守備に就いたが、鳥谷に経験を積ませるため、慣れない指名打者での出場が多い。
リズムがつかみにくい状況での2安打攻勢は価値がある。
春季キャンプから周囲の注目は鳥谷に集まるが、バットでスポットライトを取り戻しつつある。
日刊スポーツなにわweb3月10日付