恐怖の下位打線、3戦合計13安打6打点


    昨季の4番に「恐怖の下位打線」は失礼か。
    厚みを増したトラ打線の象徴6番アリアスが二塁打2本で横浜若田部を揺るがした。
    7番矢野、8番藤本も続き、下位の3人で5安打2打点と乱れ打ち。
    開幕カード3連戦で33打数13安打の打率3割9分4厘と上位陣のおかぶを奪った。

    どちらも左翼線で弾んだ当たりだが、そこにアリアスの進化があった。
    2回無死二塁で121キロフォークを打ち返した。
    「センター方向に意識があったからこそだな」。
    昨季までの強引な引っ張りなら、タイミングを狂わされて空振りするところ。
    「うまく落ち際を拾えた」と技術で同点適時打にした。

    6回にも127キロスライダーを左翼線に運び、二塁に滑り込んだ。
    5回裏に逆転を許した直後、先頭打者で反撃の口火を切った。
    「勝利に貢献できて良かったよ」。
    矢野の投ゴロが失策を呼び、再び同点とするホームを踏んだ。
    矢野は三塁まで進む。敵の混乱を8番藤本が突いた。
    「和田(打撃コーチ)さんに思い切っていけと言われた」。
    1ボールからの2球目を叩きつけ、一、二塁間を破る決勝打だ。

    頼もしい連鎖反応に星野監督は「クリーンアップが爆発といかんところで6、7、8番が点を取ったな。それが打線や」。
    こんな勝ち方が、長いペナントレースの勝率争いで効いてくる。





    日刊スポーツなにわweb3月31日付