遊撃戦争で名誉の負傷?藤本わき腹痛でリタイア


    藤本、リタイア!
    阪神藤本敦士内野手(26)が21日の紅白戦(安芸)で右わき腹を痛めて途中交代した。
    7回の第4打席で空振り三振に倒れた際に痛めたもの。
    精密検査の結果、「右腹斜筋の炎症」と軽症の診断が下ったが、
    黄金ルーキー鳥谷敬内野手(22=早大)とのレギュラー争いの真っ只中にまさかのアクシデント…。
    ともに「1番遊撃」としてぶつかった直接対決は騒然とした幕開けとなった。

    打撃では4の2も…

    藤本の顔が苦痛でゆがんだ。
    7回にまわった第4打席。カウント2―2から吉野の変化球をフルスイングした時だった。
    タイミングを外された藤本は勢いあまってヨロリ…。同時に右わき腹に激痛が走ったのだ。
    何とかベンチに戻ったが、すぐさま交代。ベンチ裏で緊急治療を受けた。

    球場から高知県野市町の病院に直行し、精密検査した結果、診断は『右腹斜筋(腰の部分)の炎症』。
    「若干、患部に熱をもっているが、出血はありませんでした。明日は別メニュー調整となるが、走っても大丈夫」。
    猿木チーフトレーナーは軽症を明言したが、突然、グラウンドから姿を消した『背番号9』に、安芸は一時は騒然となった。

    鳥谷と紅白に分かれ、『1番遊撃』でスタメン出場。
    レギュラー争いを繰り広げる2人の初のガチンコ対決は試合開始と同時にヒートアップした。
    初回の1打席目はいずれもクリーンヒットで出塁。
    その後も1安打ずつを打ち合い、2万5000人の大観衆からドッと拍手が巻き起こっていたが…。

    試合後の会見に臨んだ岡田監督もショックを隠せなかった。
    「ちょっと捻ったんちゃうか…。変な空振りやったから、アッと思った。少し様子を見るしかないな」
    と渋い表情を浮かべるしかなかった。

    長期離脱という最悪の事態は回避したが、大事を取って22日に予定されている紅白戦は欠場、
    別メニュー練習で様子を見ることになった。
    それでも診断後には「明日も打撃練習をやれます」と直訴し、闘志を剥き出しにした藤本。
    このアクシデントで一歩遅れを取ることになる。
    しかし、このままズルズル引き下がるつもりはない。
    予期せぬ形で幕を開けたバトルは、ますます激しさを増しそうだ。





    日刊スポーツなにわweb2月22日付