藤本 後れ取り戻した
“遊撃戦争”に後れを取った藤本が、復帰戦で2安打。
全力疾走でライバルの新人・鳥谷を追いかけた。
疾風のごとくかけたのは三回だ。エース井川からカウント0―3からの4球目を強打。
右中間を真っ二つに割ると一目散で三塁へ。
「この時期なので行けるかどうか分からないと迷ったら“行け”という気持ちやった」。
好返球に阻まれアウトになったが、鬼気迫る走塁だった。
キャンプインと同時に大型新人との“ガチンコ対決”が始まった。
沖縄・宜野座では互角だったが、安芸に場所を移して初の紅白戦が行われた21日、
スイングの際に右腹斜筋を痛め翌日から別メニュー調整を余儀なくされた。
しかも22日の紅白戦で鳥谷が本塁打。焦る気持ちを抑え、復帰を目指した。
5日ぶりの実戦打撃で2安打を放ち全快をアピールした。
首脳陣の2打席で交代という配慮も「行けます」と断った。
「問題なくできたことがよかったと思います」。
ライバルと同じ土俵に上がれたことが、何よりの収穫だ。
スタンドからのヤジにも反発する元気さも戻ってきた。
「いろんなところに疲れがあったんでいい休養になりました。ぼくにとってはラッキーなケガでした」。
レギュラー争いが本格化するのはオープン戦に入ってから。
昨年の3割打者の勲章を自信に、再び熱いバトルを繰り広げる。
デイリースポーツonline2月27日付