運転免許取得への道 1段階前半
●はじめに
私は、2002年10月に晴れて普通運転免許を取得しました。
教官に呆れられ、何度も打ちのめされ、わが身の反射神経の鈍さを思い知らされ、まさにいばらの道のりでした。
もし、いま教習所通いで苦労されてる方がこれを読んで下さっていたら、これだけは言いたい。
「教官からイヤミを言われたり、自分だけが出来の悪い劣等生のように感じているのは、あなた一人だけではないのだ」と。
何の苦労もなく免許をゲットできる人がたくさんいる一方で、思うように運転できず、悩んだり苦しんでいる教習生もたくさんいるのです。
決して「自分だけが・・・」と思わずに、困難を乗り越えて免許取得の喜びを味わってください。

■2002.06.27 Thursday 入校手続き完了
車の免許は取らないつもりだったのに、よんどころない事情で取らざるを得なくなった。
カードで約30万円を支払い、手続きを済ませる。
ちなみにオートマ限定。
♪いいえ わったっしは オートマの女〜
♪お気の済むまで笑うがいいわ〜

■2002.06.30 Sunday 適性・学科1・7・10
初日。
適性試験と学科1を受けたあと、続けて学科10・7を受講。
学校形式で勉強するのなんて久しぶりだから、ちょっと楽しかった。
とりあえず学科を早め早めに。
とっとと効果測定を済ませて技能に集中したい。

■2002.07.01 Monday 技能1時限目
会社帰りに技能教習を受ける。
教官は白髪のおじいちゃん。芸能人に例えると久米明といったところか。
車体の幅とか道路の幅についての説明に始まり、車の乗降や運転姿勢、運転装置の取り扱いについて教わった。
うちには車がないので見慣れていない為、サイドブレーキだのニュートラルだの言われても、なんかよくわからない。
そのうち慣れるだろうってことで、さっそく車を運転することに。
今日は右周回の練習。
車を発進させ、おそるおそるアクセルを踏む。初めて運転した緊張で頭の中は早くも真っ白である。
直進からカーブに差し掛かる。カーブの手前ではブレーキを踏んで減速するらしいが、どのへんでブレーキを踏むのかサッパリわからない。
それどころか、ハンドルを回すタイミングすらもわからない。
「うわー!」
「はい、ブレーキ!ハンドル回して!早く!」
久米に言われるがままに急いでブレーキを踏んでハンドルを回す。
つーかハンドルもどんだけ回しゃいいんだか、シャッチョーサン、ワタシ全然ワカラナイヨ!
どうやら白線のカーブが右の前輪のところに来たらハンドルを回すらしいのだが、どうしてもタイミングがつかめない。
「白線、白線・・・」と白線ばかり見ていると、「しっかり前見て!」と言われる。どうせえっちゅーんじゃ!まじで!
こうしてすったもんだの末、怒涛の技能教習が終了した。心身ともに疲れきってもうヘロヘロである。
「ハンドルもロクに回せねぇ・・・・やはり自分に車の運転は無理なのか・・・」
技能1日目にして早くも教習所通いを激しく後悔する。
実は次の土日にそれぞれ連続2時間の技能教習を予約していたのだが、こんな状態では2時間終わる前に死んでしまう。
慌てて連続教習の予約をキャンセルしたのだった。

■2002.07.02 Tuesday 学科4
夜から教習所へ行き、学科4を受講する。
行く前にローヤルゼリーの栄養ドリンクを飲んだせいか、妙に精力が出てやる気マンマンである。
受講の前に、先日受けた適性検査の診断結果をもらった。
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性格を特徴づける様々な要素を少しずつ持っていて特別な偏りがありません。
具体的な場面に対して、どのような行動の仕方をするのか予測するのが難しい方です。
その場の思いつきで行動する傾向があります。
自分本位に物事を考えてしまう癖が時々見られるようです。
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たったあれだけの筆記テストでここまで私の性格を言い当てるとは・・・・
恐るべし適性検査!100%当たってるよ参ったね!

■2002.07.04 Thursday 学科6
今日も夜から教習所へ行って来た。
速度と車間距離について。ここは試験によく出る上に引っ掛け問題が多いらしい。
教官が引っかかりやすいポイントをいろいろ教えてくれた。
明日は技能の2コマ目だ。
前回が前回なだけに行くのが憂鬱だが、お金を払い込んでしまった以上、行かないわけにはいかない。
パンフレットには『受講料その他料金は、原則としてお返ししません』の文字。
ちっ、いい商売してんな。
友達から「目線は遠くを見るのがコツ」と教わった。アドバイスをメモして何度も読み返す。

■2002.07.05 Friday 技能2時限目
今日も夜間教習に行って来た。
憂鬱な技能だけど、2回目ということと友達にもらったアドバイスのおかげで、前回よりもずいぶん落ち着いて運転できた。今日は左回りを練習。
<反省1>
「目線は30m先を見て」って何回も言われるんだけど、ついつい近くを見てしまう。特に「これから曲がるぞ」っていう時。
遠く(全体)を見ながら曲がるという感覚がまだよくわからない。運転席の左側の車体の感覚もわからない。
<反省2>
なんか知らんけど、いつの間にかセンターラインの方に寄っていってしまうこと。 これも目線が近いのが原因だ。
「運転席の自分が道路の真ん中にいる時は、正しい位置で真っ直ぐ走れている」と言われ、意識しながら運転する。
目線は常に先へ先へ、そうすると自然とハンドルも上手に切れるのだそうだ。人間の体はそういうふうに出来ているんだってさ。
<反省3>
未だハンドルを切りすぎてしまうことが度々ある。
運転姿勢も全然ダメだ。前回からまるで直ってない。
曲がる時に無意識に体が傾いちゃうんだよね。そのたびに自分で意識して座り直すんだけど・・・。

そんなこんなで、今日もフラフラ運転だった。
他の教習車の皆さん、ゴメンナサイ。

■2002.07.06 Saturday 技能3時限目、学科2・8
今日の技能は、「走行位置と進路」「時機をとらえた発進と加速」「目標に合わせた停止」の3つ。
左側の縁石ギリギリに車を寄せて、目標のポールのところでピタリと止まるのが目標だ。
ゆっくりとコースを回ってポールのある場所まで移動。
だが、左側の縁石ギリギリに寄せるなんて芸当は案の定出来やしないし、目標物に合わせて止めるなんてことも夢のまた夢。
おまけに、ポールに入る直前にちょっと急なカーブがあり、そこでのハンドル操作でもつまづく。
「綾小路さん、ハンドルは回し切ったら今度は戻しきらないと車体が真っ直ぐにならないんですよ」
それはわかってるんだけどさぁ・・・。
そのカーブのところで2度もセンターラインをはみ出し、慌てて修正してるうちにポールはもう目の前。
車を左に寄せる余裕も技術もなく、あたふたするばかりで全く練習にならない。
なんで私ってこんなにドンくさいのかなぁ。まじで落ち込む。

「もう一回、周回コースの練習しましょうか」
「ハイ・・・・」
てなわけで、「目標に合わせた停止」の練習は急遽中止され、右回りと左回りで所内をぐるぐる回る練習へと切り替えられた。
周回はだいぶ慣れて(3回も乗れば当たり前か)、そこそこ運転できるようになったが、時々大きく膨らんで反対車線に出てしまう。
結局今日は、昨日と全く同じ練習を繰り返して終わった。
今日やるはずの項目は明日に持ち越し。
普通の人は回を重ねるごとに運転するのが楽しくなるんだろうな。
私は全然楽しくないよ。むしろ苦痛に近い。 技能教習が終わると、すごく疲れる。
ちいっ! 仮免取るのにあと何時間乗りゃいいんだよっ!
でも心配はご無用!なぜなら私は、何時間オーバーしても受講料一切タダの乗り放題コースだからなのだ。
こうなったら、乗れるだけ乗ってやるぜ!乗り放題なんだからたくさん乗らなきゃ損だものね!
つーか、そうでも思わなきゃやってらんねーよ!

■2002.07.07 Sunday 技能4時限目、学科3・5
さて、今日は昨日の補習である。今までコースを走るのは外周だけだったけど、今回は交差点に入りながら右折左折を練習してきた。
教習所から帰ってきてすぐこれを書いているんだけど、今の私はとても気分がいい。ラララ〜♪
それはなぜか?
今日の教官が大当たりだったから!!
穏やかで親切丁寧なのはもちろん、とにかく説明が上手。何を聞いても教わっても、全てが的を得ていてすごくわかりやすかった。今まで教わった教官の中で一番いい!ずっとこの人だったらいいのになぁ〜。
さっき教わった事を忘れないように、さっそく明日も技能の予約を入れた。
スノボもそうだけど、運転も集中してやるべきだよね。特に私みたいなトロい奴は間があくとダメだ。
学科の方はあと一つ9を残すのみとなった。来るべき効果測定に向けて、明日から通勤時間に電車の中で勉強しよう。
実は今日、友達からカラオケに誘われていたのだが、教習を受けるために断ってしまった。
自分の生活が教習所を中心に回りだしていることに気付く・・・。

■2002.07.08 Monday 技能5時限目
前回からの復習項目「目標に合わせた停止」と「カーブや曲がり角の進行」を練習。
ところで、私のハンドルの持ち方と回し方が基本と違うそうである。
今日で5コマ目なのに、今さらそんなこと言われても・・・てな感じではあるが仕方ない。今日はそのあたりも厳しく指導を受けた。
でもさぁ、運転するだけでいっぱいいっぱいなのに、いっぺんに2つも3つも言われると混乱しちゃうのよね。
ハンドルの回し方なんて、そんなに神経質に言われなきゃならないほど大切なのか?オレ流じゃだめなのか?
ハンドルを握る手ばかりに気を取られて肝心の運転がヘロヘロになってしまっては本末転倒ではないのか?
もしかして隣であれこれ口を出すこの人がいなければ、私一人だけならもっと上手く運転できるのではないか?
私の胸に様々な思いが去来する。
私「ハンドルの回し方って、そんなに大切なんですか?」
教「大切だよー。これが基本通りにできなきゃ運転なんて絶対に上手にならないよ。こうやって教習のプロが言ってるんだから間違いない!」
がっくりとうなだれている私に最後のとどめが刺された。
教「じゃあ、また次回も今日の復習やるからね。頑張ってね」
この瞬間、技能項目7・8の3時間オーバーが決定した。 こんなところで3時間もオーバー!!
こんな有り様で本当に免許が取れるのか?あがいてもあがいても這い上がれない蟻地獄、あるのは出口の見えない練習だけ。
一体どうなってしまうのか!(ガチンコ風味)

■2002.07.09 Tuesday 学科9
やった! これで第1段階の学科は滞りなく終了。
あとは仮免前効果測定を受けるのみ。勉強して今週中には受けたいな。
今日の教官の実体験に基づいた話は面白かった。いつもは眠くなるんだけど、そのおかげか今日は全然眠くならなかった。

■2002.07.13 Saturday 技能6時限目
教習に行きたくないんすけど。でも間があくとやばいので、重い足を引きずりながら憂鬱な気分で自転車をこいで教習所へ。
まずはいつものごとく周回コースをぐるぐる回る。次に交差点も使って右折・左折の練習。
最初こそ気分もどんより鬱だったが、なぜか今日は不思議とスムーズに運転できる。
「ん?なんか今日調子いいな。あれ?」
そんなことを思いながら所内をぐーるぐる。
教「今日ずいぶんいい感じに運転できてるんじゃない?自分でもわかるでしょ?」
私「そうですねー、なんかスムーズですよ」
教「ねぇ、そんな感じだよねぇ。だいぶ慣れたんだね。最初の頃はかなり苦労したみたいだけど・・・」
私「そうなんすよ!もう苦労なんてもんじゃないっす!」
教「こればっかりは個人差あるからねー、はははっ」
なんと!教官と談笑しながら運転する余裕っぷり!
今までは横で話し掛けられても、運転に必死でロクに返事をする余裕すらなかったのに、今日は喋ってるよ笑ってるよ、おい!
こうして気分良く今日の教習は終了。
気分が良いついでに、調子こいて仮免前効果測定を受けてみる。
44点・・・不合格。勉強不足露呈。
所内のPCで学科練習をやって帰った。明日は合格できるか?!

■2002.07.14 Sunday 技能7時限目
今日も教習所に行く。
家を出る時間が近づいてくると、必ずお腹がキリキリと痛くなってくる。 登校拒否の子供かっつーの。
さて、ようやく今回で7時間目に突入。
最短で来てる人ならここで折り返し地点だが、私の場合はまだまだ地獄の入口付近だ。
でも、そんなこともう気にしないんだもんねー、プップクプー(・ε・)
坂道は苦労もなくクリア。
後退は、バックして右に曲がるというのを練習。3回チャレンジしたが、3回とも後輪と角の間が激しく離れてしまった。
「右ばかりじゃなく、左も目で確認しないとダメだよ」と注意される。
左は見たんすけど・・・うーん・・・なんかよくわからない。慣れるしかないんだろうなー。
ということで、次回の復習項目は後退。
帰りに昨日失格となった効果測定のリベンジを図る。
鼻息も荒く「効果測定お願いします!」と教員室へなだれ込んでいったが、「今日の効果測定はもう終わりました」の一言で片付けられてしまった。
この鼻息の立場は・・・・。

■2002.07.15 Monday 仮免前効果測定
50点満点で合格。むふふ。

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